今回は現在のインド仏教の最高指導者を
務めている佐々井秀嶺さんについて
書いてみたいと思います。
名前を聞いて『えっ?インドなのに
日本人???』と思われたかと思いますが
現在はインド国籍の元日本人の方なのです。
※このTOP画の人
何がどうなってこうなった???と言う
彼の人生が中々面白いので、
今回書いてみようと思ったんですよね。
そんな仏教の生まれ故郷インドで
1億5000万人もの信徒数を抱える
最高指導者とかどんな高潔な方なのだろう?
と思いきや、坊主の癖に女性問題で
3度も自殺未遂を起こすようなクソ坊主でw
『コレじゃあイカン❗』と言う事で
タイに渡り、それからインドに渡った
方なんですよね💨
もう少し詳しく書くと、
人生に色々と悩んで自殺未遂をはかった所
お寺の人に助けられ、
そのご縁から高尾山薬王院で出家し
(江原さんもココで2年間修業していた)
大学で色々な宗教について学んでいる時に
女学生と恋に落ちまた自殺未遂💦
ただ熱心に勉強している姿勢は認められ
仏教について学ぶ為に留学したタイでも
また女性トラブルを起こしてw
(どんだけ女好きなんだよwww)
相手女性にピストルを突き付けられて
今度はインドに逃亡する💨
と言うとんでもねぇークソ坊主っぷりw
ただ、そのインドで彼の人生の
一大転機となる出来事が起こる。
仏教発祥のビハール州の日本山妙法寺で修業し
帰国しようと思っていた前夜、満月の夜に
仏教の聖地王舎城霊鷲山で瞑想していた所
突如として全身金ピカのお坊さんが
彼の目の前に現れ、金縛りにあったかの様に
一歩も動けなくなった彼の肩にこれまた
金ピカの剣を置いてこう言ったと言う。
我は龍樹(りゅうじゅ)なり
汝速やかに南天竜宮城へ行け
南天竜宮城は我が法城なり
我が法城は汝が法城
汝が法城は我が法城
汝速やかに南天竜宮城へ行け
南天鉄塔亦そこにあらむ乎
龍樹とは大乗仏教の創始者の事で、
この超常現象に運命的なモノを感じた
彼は早速ヒンドゥー語で「竜宮城」を
意味する[ナグプール]へ向かう事に💨
(ナーガ:竜、プール:宮城)
そこで彼はインドではほぼ消滅していた
仏教を現在に復活させた今は亡き
アンベードカル博士の存在を知る。
アンベードカル博士とはカースト制度では
最下層とされる不可触民(ダリット)で
ありながら、インドの初代首相ネルー内閣で
インド初の法務大臣を務め、
インド憲法の草案を作成した凄い人✨
ただ、どんなに法律でカーストによる
差別を禁じても完全には無くならず💦
博士の死の2カ月前に博士自身と
彼に従うダリット達50万人と共に
カーストを否定する仏教に改宗している。
そんなアンベードカル博士と彼が視た
龍樹菩薩の見た目がソックリだった事から
「使命を得た!」と感じ、博士が行っていた
仏教への改宗による不可触民たちの解放や
仏教最大の聖地ブッダガヤにある大菩薩寺の
ヒンドゥー教からの奪還運動に仏教遺跡の
発掘などの活動を行っている。
コチラがアンベードカル博士の写真
龍樹菩薩もこんな顔だったのかなぁ?
ちなみに龍樹菩薩の言っていた南天竜宮城に
ある南天鉄塔に密教の経典がしまってあると
言い伝えられているんだけれども
それで龍樹菩薩のお告げが気になった
佐々井さんがナグプールの地元住民から
「よく仏像が出土する。」と言われた地域を
最初はつるはし一本で掘り進めた所...
何と!お告げの通り南天竜宮城跡らしき
遺跡が出てきたんだよね(マンセル遺跡)
しかも凄いのが、その遺跡の構図が何故か
インドには一度も行った事が無いはずの
日本に密教をもたらした弘法大師空海さんが
描いた京都の仁和寺に大切に保管されている
[南天鉄塔図]にソックリだったんだとか❗
あと、[竜宮城]の名の通り仏教の伝承で
南天鉄塔が建立されていたとされる
亀形の岩も出てきたんだとか🐢
(じゃあ、浦島太郎の逸話って...)
ちなみに南天竜宮城の所在(ナグプール)は
仏教の伝承通り「(インド大陸の)北でも
無ければ南でも無く、東でも無ければ
西でも無い。」インド大陸のど真ん中で
海は無いんだけれども、その発掘された
南天竜宮城(マンセル遺跡)の目の前には
巨大な湖が存在するんですよね。
インドには日本のひな祭りに似た行事も
存在するし、盆踊りにお茶文化🍵
そしてタタラ製鉄(タータラ:熱)など
数えきれないぐらい存在するので
日本の古典文学に影響を及ぼしていても
おかしくは無いんですよね😅
そのせいなのか?佐々井さんの所に居る
日本人僧侶の法名が[竜亀]さん🐉🐢
ちなみに佐々井さん自身はインド国籍を
取得した際に当時のガンジー首相から
アーリヤ・ナーガールジュナ
(聖・龍樹)の名が送られている✨
最後にそんな佐々井さんのお言葉を
紹介してみたいと思います。
「私は血を売ったり、牢獄に入ったり、色々な経験をして来た。そう言う波をくぐり抜けてきたからこそ、使命を受けたんだ。いま思えば、龍樹はあらゆる角度から私に試練を与えていたのだと思う。それでも私は挫折しない、ヘコたれないから、どんな事をしても後ろに引かんヤツだ、良く頑張ったと言う事で満月の夜に龍樹が現れた訳だ。人それぞれに使命がある。使命を得る為には自分の与えられた仕事を一生懸命、真心を込めてやらなきゃいけない。金儲けでやったりしたらダメだ。そして、不正義と戦い、道を真っ直ぐ進む。それによって使命感が湧く。」
「俺は最高指導者なんて言った事は無い。俺はインド仏教の奴隷。彼らは奴隷(インドの不可触民の事)から仏教徒になった。俺はその奴隷だ。日本では最高指導者と言うが、夢にもそんな事を言った事もないし、考えた事もありません。インド仏教の奴隷者です。」
霊能力有る無しにかかわらず、宗教家って
傲慢になりやすい人が多いんだけれども、
この方はそうじゃないんだよね。
それと、私がスピリチュアルの弱点で書いた
スピリチュアル界隈で良く言われている
「許しなさい。」の教え?に否定的なのは
現実問題この佐々井さんが救おうとしている
不可触民の人々が高位カーストの横暴を
文字通り[許して]いたら問答無用で
殺されてしまうから。
この相手の立場も考えずに一方的に
自分の理想を押し付けて来る事に対して
もの凄い[傲慢さ]を感じるし、
よっぽど高位カーストの横暴を[許さない]
で戦っている佐々井さんの方が相手の立場を
[思いやっている]し、差別される人々に
対する[優しさ]を私は感じるんですよね。
そんな前半生は見事なクソ坊主だった
けれども(苦笑)
使命を得てからは立派なお坊さんとして
活動している彼は80歳を超えた今でも
インドの地で仏教を通して差別に苦しむ
人々と共に戦い続けている。