前回からの続き
(前編)
これまでのお話↓
宇宙人のハーフとして生まれた
前世の私でもある彼も16歳となり、
テーベのルクソール神殿の神官長となり
毎日宇宙人と交信していて彼らから
今後の方針の指示を受けていた。
※TOP画は現存するルクソール神殿
なんだけど、片方のオベリスクは
パリのコンコルド広場にある💧
ルクソール神殿が宇宙との交信の場なら
隣のカルナック神殿はその宇宙からの
指示を受けた神官達による
政治の中枢みたいな感じだった。
そんな彼は宇宙人のハーフだけあって
不思議な力も持っていて
ある日、神殿の外に出るとその神殿に
仕えている神官一家が跪いて
「娘をお救い下さい❗」
と決死の覚悟で叫んでいた。
勿論彼の周りのお付きの人達に
「無礼者❗」と追い払われようと
されるんだけれども、彼は「待て❗」
と周りを止め、「どうしたんだ?」
と彼らの話を聞いてみる。
一家の父「娘の目が視えなくなって
しまいました。どうかお救い下さい❗」
と言う。
当時のエジプトでも砂埃と強烈な日光で
目を悪くしてしまう人達が
多かったんだけれども、その娘の目は
白内障みたいに真っ白になっており
一目で目が視えていないのが分かった。
そこで彼はその娘の両目に手を当て
『あー、視神経が切れてる
(脳と目にエネルギーが繋がっていない)
コレを繋げば...』と
その不思議な力を使って治してあげた。
何かイエス・キリストと同じ様な事を
やっているけどw
彼が手を離した瞬間からその娘の
目は視える様になり、その一家は
涙を流して彼にお礼を言う。
彼は「悪気は無かったんだ。
丁重に門の外まで送りなさい。」
とお付きの人に言い、
笑顔でその場を立ち去る。
基本的に彼は礼儀正しく接する人には
親切なんだけれども、
無礼者には容赦しなかったw
古代エジプトの神官達の仕事の一つに
天体観測と言うモノもあって
それらの仕事は部下に任せていて彼は毎晩
ただじっと観測しているのが暇なのか
楽器を鳴らしながら観測している奴が居てw
その心地良い音色と共に眠りに就いていた。
そんなある日の夜、急に楽器の音色が
止まったかと思ったら罵声が聞こえる😥
慌てて外に出て駆けつけてみると
何とその毎晩楽器を鳴らしてた神官が
他の神官達からの暴行を受けている💦
「コラ❗お前達何をしているんだ💢」
と彼が怒鳴りつけたらその神官達は
彼の姿に怯えて一目散に逃げだした💨
そしてその場に血塗れになって倒れている
さっきまで殴られていた神官が
取り残されている。
彼が「おい、大丈夫か?💦」と声を
掛けても苦しそうに呻き声をあげるだけ💧
『そうだ❗私が毎朝身を清める為に
使っている(宇宙からのエネルギー溢れる)
泉につければたちどころに治るだろう。』
と思い立ちその全身血塗れの神官を
背負って泉まで向かおうとしたら、
「何故そこまでしてくれるのですか?」
とビックリされる。
当時の彼は指一本触れてはいけない
神聖な存在とされていた上に特に血は
汚らわしい物として扱われていた為。
彼は「そもそも何であんな理不尽に
殴られなければならないのだ?
おかしいじゃないか❗それに私は
君の楽器の音色が好きなんだよ。」
と答えたらその神官は
彼の背中で涙を流していた。
騒ぎを聞いて駆けつけた部下達に後は任せて
翌朝彼は「神殿を血で汚した💢」
として暴行していた神官達を処刑した。
そしてその殴られていた方の神官は
また殴られてしまっては可哀想なので
彼の馬車の御者に任命された。
その馬車で外出する時には必ず
以前目を治してあげた親子が
その行列を見に来ていて
その治してあげた娘の熱い眼差しに
彼は『あぁ、良かった。あれからちゃんと
無事に目が視えるようになったんだ。』
と彼女に笑顔を向ける。
(初めて人の目を治してあげたので
その後の経過が不安だった💦)
そんなある日事件が起こる。
「もう神官達(宇宙からの存在)には
従いたくはない❗」と言う事で、
王族達が外遊中だった親宇宙人側の
ファラオ(彼の姉の旦那さん)を
殺してしまう💦
慌てて彼が王宮に駆けつけ
姉とその息子の甥っ子を保護するも
謀反はかなり計画的に立てられていて
彼を始めとする神官達が軍勢を整える前に
戦が始まってしまい彼は奮戦空しく
破れてしまう🤕
姉も甥っ子も殺されてしまい
彼は『あぁ、どうせ死ぬなら
宇宙に居る父の側で...』
と言う事で何時も宇宙と交信していた
ルクソール神殿の秘密の部屋へ...
馬車から降りた時に御者に向かって
「私はこれから殺されるだろう。
君は早く何処かに逃げなさい。」
と彼を逃がそうとするんだけれども
御者は「いいえ❗あなたと共に死後も
お供致します❗」
と言って言う事を聞かない💧
「そうか...好きにしろ。」
と言った彼は秘密の部屋に入り
宇宙に向けて最後の祈りを捧げる。
背後から迫りくる追手に立ち塞がった
御者は弁慶の仁王立ちの如く
全身槍で串刺しにされ、
その後彼自身もその追っ手に
槍で全身串刺しにされ絶命する。
その前世の私を殺した追手の一人が
↑時代に私を殺そうとしてきた今世の
いとこだったりするんだけれどもね。
この時代の「殺さなければならない。」
と言う強い想いがそうさせていたみたい💧
そしてこの時代の御者が
↑時代に前世の私を庇って死んだ
ポリオで片足が動かなかった青年で
↑時代では奥さんだった人なんだよね。
↑時代では早くに亡くなってしまった
仲の良い幼馴染だった。
その後の彼の遺体はクーデターに成功した
新ファラオ立会いのもと復活しない様に
心臓に杭を打たれ川に流され
やがて地中海の奥底へと沈んでいった。
だから次の人生ではその遺体が
流れ着いた先のギリシャに
生まれ変わったんだろうか?w
この事件に怒ってしまった宇宙人側が
これを機に古代エジプトからは
手を引く事になるんだけれども
要はこの事件は古代エジプトの
人間側が宇宙からの支配との
決別だったんだよね💧
結局は宇宙からの英知を受けられなくなった
古代エジプトはこの時代から
徐々に衰退していく事となり
最後のエジプト女王クレオパトラ7世なんて
マケドニア王国の英雄アレクサンダー大王の
部下の子孫のギリシャ系で
既にエジプト人ですらなかったからね😅
この3000年前に地球と宇宙との
直接交流が途絶えてしまったけれども
地球の科学技術が発展してまた宇宙との
交流が始まろうとしているから
この今回の人生でかつての私が使っていた
宇宙由来の不思議な力が
復活して来ているのかなぁ?と思っている。